昔から少し気になっていた、インバストリートメントとアウトバストリートメントの違い。
ここ最近は、背中にきびを増やさないためにインバストリートメントをやめて、アウトバストリートメントだけを使っていたのですが、それは実はNG行為。
先日美容師さんにそれぞれの役割について教えてもらったのでお伝えしたいと思います。
インバストリートメントの役割(洗い流すトリートメント)
お風呂の中で使う、洗い流すタイプのトリートメント。
使用上の特徴は以下の2点
- 髪の毛が濡れた状態で塗布する
- 数分置いて洗い流す
髪の毛には、表面を覆うウロコ状のキューティクルという組織があります。このキューティクルは濡れると開く性質があるので、濡れた状態で塗布するインバストリートメントは、髪の毛の内部までアプローチすることができます。
また、多くのインバストリートメントは塗布したあとに数分放置することになっていますが、あれは浸透を待つ時間。開いたキューティクルの隙間からトリートメントの栄養成分を浸透させることで、髪の毛の内部まで栄養を行き渡らせることができるということなのです。
よってインバストリートメントの役割は
キューティクルの隙間から入り込み、髪の毛内部に栄養を浸透させるもの
ということになります。
アウトバストリートメントの役割(洗い流さないトリートメント)
それではアウトバストリートメントはどうでしょうか。
お風呂上がりなど髪の毛が濡れた状態で使用することもあるので、髪の毛の内部に浸透しないこともないのですが、どちらかというと保湿や保護効果がメインだそうです。
よってアウトバストリートメントの役割は
ドライヤーの熱、アイロン、紫外線、乾燥など外的刺激から髪の毛を保護してダメージを予防する
ということになります。
結論:両方使うのが効果的
髪の毛なんて結局死んだ細胞なんだから、アウトバストリートメントだけつけてれば十分!!!
なんて思っていましたが、残念ながらそうでもないということが分かってしまいました。
インバストリートメント:内側からのダメージ補修
アウトバストリートメント:外側からの保護
両方異なる役割があるので、美髪のためにはお風呂の中でもお風呂の外でもケアが必要ということでした。
ちなみに私の担当美容師さんは、どっちか片方しかしないなら、インバストリートメントをオススメすると言っていました。
これから生える髪の毛のために
キューティクルの開閉はあるものの、前述の通り髪の毛は死んだ細胞の塊です。
ですので、綺麗な髪の毛を手に入れるためには髪の毛が生えてくる土台である地肌を健康に保つことも重要です。
ですので、アウトバストリートメントやインバストリートメントでのお手入れも大事ですが、それらが頭皮に付着したままになり、毛穴を埋めてしまわないように気をつけましょう。