肌断食を開始して一番最初にぶち当たった壁、それがUVケアです。
肌断食している人って、UVケアどうしているんだろう?
多少の紫外線であれば、日焼け止めを使う害の方が大きいっていうけれど本当?
これらについて、肌断食実践者の立場からの考察と具体的ケア方法についてお伝えしたいと思います。
目次
肌断食中でもUVケアが必要な理由
① そもそもUVケア不要とは言われていない
肌断食を始める上で私が参考にした宇津木龍一先生の著書には以下のように書かれています。
紫外線の研究者の方々にたずねてみると、みなさん、「日本人の場合、15分以上あたるなら、日焼け止めをつけた方がいいけれど、それ以下ならつけない方が肌のためにはよいと思う」と口をそろえておっしゃいます。
ちなみにわたしは、家から駅までが10分程度で、駅から職場までが5分程度。出勤だけでちょうど15分を超えるので日焼け止めについてはよくよく考える必要がありました。
ここで、先生の著書を読み解いてわかる事実が二つあります。
- 15分未満であれば、紫外線から受ける害よりも日焼け止めを肌につける害の方が大きい
- 15分以上紫外線に曝露する可能性があるのであれば、日焼け止めを使用したほうが良い
肌断食に関するネット記事を見ていると、このあたりが曖昧なケースが多いように感じました。
宇津木先生は、ごみ捨てや洗濯物などのちょっとした紫外線に対して神経質になる必要がないと言っているわけであって、紫外線ケアが不要とは言っていないのです。
また、日焼け止めが肌に及ぼす害としては以下のように書かれています。
ほとんどの日焼け止めは、界面活性剤が入ったクリーム状なので、バリア機能を破壊して肌を乾燥させ、さらに、炎症を起こさせる点ではほかのクリームと同じです。また、紫外線吸収剤の入っている日焼け止めでは、紫外線にあたると、吸収剤が刺激のある有害な成分に変化して、炎症を起こしたりするのす。
もちろん日焼け止めを付けるときにこすりますし、これを落とすときにまたこすります。いつもこすっていると炎症とメラニン増加によって、シミをつくり、肌をくすませもします。これではかえって肌へのダメージが大きくなります。
さて、次は日焼け止めの害に関する事実が3つ。そして、それに対峙する方法も見えてきます。
- 界面活性剤がバリア機能を破壊する→界面活性剤不使用の日焼け止めなら○
- 紫外線吸収剤が肌に刺激を与える→紫外線吸収剤不使用の日焼け止めなら○
- 付ける時と落とすときに肌をこする→こすらずに使用できるものなら○
② UVAによるダメージはターンオーバーで取り戻せない
肌断食を成功させ、肌の新陳代謝が正常化されると日焼けによるダメージも新しい細胞によって取り戻せるという説がありますが、これは紫外線に含まれるUVAとUVBを無視した説だと感じます。
UVA:紫外線のうち約95%を占める。UVAの20-30%が肌の奥の真皮層にまで達すると考えられており、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞に損傷を与える。その結果、UVAを浴びた肌は弾力を失い、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こすと考えられています。
UVB:紫外線のうち約5%を占める。おもに肌の表面で吸収され、肌の奥の真皮層まで達することはほとんどない。UVAより強いエネルギーを持ち、表皮に影響を与え、細胞を損傷して火傷のように赤くなったり(サンバーン)、メラニン色素が沈着して褐色になったり(サンタン)、シミやソバカスの原因にもなる。
これらの説明で分かるとおり、UVAは表皮のみならず真皮にまで影響を与えます。肌断食は肌のバリア機能を高める働きはありますが、表皮を超えた真皮部分にある繊維が細胞に与えられたダメージを修復出来るものではありません。
しかも紫外線の95%をUVAが占めるというのだから、やっぱり紫外線ケアは肌を守るために必要であるとの結論に至りました。
以上のことから、わたしは以下の条件を満たし、なるべく安価な日焼け止めを探すことにしました。
- 界面活性剤不使用
- 紫外線吸収剤不使用
- 石けん落ち
見つけた!オーガニック日焼け止め(イズヴァラオーガニックス ココナッツサンスクリーン)
正直探すのにかなり苦労しました。
上記の条件だけでも結構厳しいにも関わらず、肌のことを考えて、オーガニックであることや使用成分数が少ないこと、そして何よりも続けられるために安価であることも条件に入れたので厳しい戦いでした。(笑)
成分、性能等
有機ココナッツオイル、アロエベラ(アロエババデンシス)、酸化亜鉛、レッドラズベリー種子油(有機栽培種)、有機アロエ油(アロエオレウム)、有機シアバター(ブチロペルムムパーク)、コカンバター(ガルシニアインディカ) 、ステアリン酸、ミツバチワックス、植物性ワックス、有機レシチン、キサンタンガム、ローズマリーエキス(ロサマリヌスオフィシナリス)、ビタミンC、ビタミンE
マーカーを引いている酸化亜鉛とレッドラズベリー種子油がUV効果のあるものです。
この日焼け止めを作っている、イズヴァラオーガニックスはカルフォルニアのボディケア商品会社で、使用する原料は肌が癒されるものをチョイスし、動物実験や環境に害がある方法で作られた植物原料は使わないのがポリシーだそう。
これだけのこだわり商品ながら、SPF30かつUVA/UVB対応と性能もばっちり。
イズヴァラオーガニックス、ほかの商品も使用してみたくなりました。
使用感
日本のドラッグストアで安く買える、ジェルタイプやミルクタイプの日焼け止めに慣れている方からすると、かなりストレスなくらい白くなります。
私も初回使用時は白塗りお化けのようになり、今後こちらを使用できるか不安になりました。笑
しかし、手のひらで伸ばしてから、指の腹でトントンと抑えるように顔に広げれば白塗りは脱却できますし、徐々に慣れます。また、化粧下地を付けた時のように肌がワントーン上がるので、これだけでも肌が綺麗に見えるのでつかいかたしだい
わたしはiHerbで購入しました!成分は申し分なく、162ml入っていて、1,273円なので上出来です。
もしもiHerbで購入される場合は、期間限定のプロモーションコードなどがあると割引になるので、絶対にチェックするようにしてください!期間限定コードがない場合は、以下のコードがわたしの紹介コードで5~10%オフになるので良かったら使用してください。
紹介コード: AQU4898
肌断食中のUVケア3選
前述のとおり、条件に見合う日焼け止めを見つけられた私ですが、肌をこすることを極力控えるために、以下3つのUVケア方法を併用することで毎日の使用は控えています。
1 オーガニック日焼け止めの使用
こちらはこれまでお伝えしてきたイズヴァラオーガニックスの日焼け止め。
比較的外にいる時間が長い時などに使用していいます。SPF30なので、今後夏に海などに行くときには別のケア方法を探そうと思っていますが、普段の外出ならこれで十分です。
2 フェイスパウダー
宇津木先生の本にも記載があるのですが、もっとも肌に負担がないUVケア方法はフェイスパウダーなんだとか。
そこでもともと持っていたキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーを見てみると、なんとSPF50!しかもこれは石けんでおちます。
素肌にフェイスパウダーだけつけるのはなんとなく変な感じがしましたが、肌のアラをナチュラルに隠してくれるので出勤時はこちらを筆でふわっと載せてUVケアとすっぴん隠しをしています。
3 物理的に避ける
もっとも原始的かつ肌に負担がない方法。
日傘、サングラス、帽子、日陰を選ぶなどによって、物理的に日光を避ける工夫をしています。休日ちょこっとスーパーに行く時などは帽子をかぶるだけです。
夏に向けてはUVカット率の高くて可愛い日傘なども新調したいなあと思っています。
まとめ
肌断食でもUVケアが必要だということと、そのUVケアの具体的方法について少しでも参考になれば嬉しいです。
ちなみに、肌断食の方法などについては別記事で書いているので、良かったら覗いてみてください。
まだまだ私は肌断食初心者なので、これからも自分の経験の中から気づいたことなどがあれば発信していきたいと思います。
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